12月30日(火)
朝、集合場所である旅行会社の前へ行ってみると大型のバスが2台止まっていて、なにやら騒がしい。係員に名前を言うと乗るバスを指示される。今日のツアー客の中にもペウリャからプエルトモンへ戻る人もいれば、アルゼンチンのバリローチェへ抜けてしまう人もいる。そういう人は帰ってこないわけだから一切合切の大きな荷物を持って来ている。
バスはほんの30分ほどでプエルトヴァラスというリゾート地に着いた。ジャンキウェ湖のほとりにあり、遠くにオソルノ山がぼんやりと見えている。ここは、いかにも高級リゾートといった感じで、ホテルも高そうだ。町はこぎれいで上品な店が並んでいる。
一休みしたあと、湖に沿ってペトロウエを目指す。右にカルブッコ山(2015m)、左にオソルノ山(2661m)をみながら美しい景色の中を進む。これだけ近くに二つの火山が並んでいるところは世界でも珍しいんだぞとかなんとか言っていた。確かに左右それぞれにそれなりにりっぱな火山が見えて、ちょっと贅沢な気分がしないでもない。
オソルノ山
しばらく走りつづけてやっとバスが止まったところはペトロウエ滝というところだ。といってもそれはあとからガイドブックと照らし合わせてわかったことだけど。バスを降りると集合時間を聞いて、森の中へと歩いていく。ふと振り返ると、、、あぁ、すごい、オソルノ山がこんなに近くに見える。
いつのまにかこんなに近づいていたのだ。オソルノ山はチリ富士ともいい、といっても言っているのは日本人だけかもしれないが、それはそれは美しい山だ。