アフ・タハイはイースター島の村から最も近くにある遺跡で気軽に行けるので滞在中何度も訪れた。正確には Tahai Ceremonial Complex といって3つのアフ(モアイ像が載っている台)からなる。
一番有名なのがアフ・コ・テ・リク(Ahu Ko Te Riku) で、帽子のようなものをかぶっていて目が付いているモアイ像である。夕日が沈むころにここで観光客はみんな写真を撮る。
隣にあるのがアフ・タハイ(Ahu Tahai)でこれは何の変哲もないモアイ像でのっぺりした顔つきをしている。その隣にあるのが5体のモアイ像を載せたアフ・バイ・ウリ(Ahu Vai Uri)で5体のモアイ像はかなりボロボロである。
これらの遺跡は1974年に再建されたものである。Ahu Ko Te Rikuの目も後から修復したもので、本物のモアイの目は博物館に1つだけある。
目の瞳の部分は Red Scoriaという火山の噴出でできた岩を使っている。プカオ(Pukao)という帽子のようなものも同じ岩でできている。瞳の周りの部分は珊瑚(Coral)でできている。
アフ・コ・テ・リクに限らずどのモアイもぼんやりとずーっと眺めていても少しも飽きない。なんとも不思議な顔つき、体つきをしている。