朝6時の飛行機なので4時半に宿を出る。空港までのタクシーの値段を聞くとS/.15からS/.20だという。「20以上払っちゃ駄目だ。ベインテ、ベインテって言うんだ」と親切なのだが、次には「俺の友達がS/.20で連れていくよ。どうだい」なんて言ってくる。これもまたよくある話だ。
空港で客引きにつかまった。出かけるのに客引き?って思うかもしれないが、これがクスコの宿の斡旋なのだった。「空港からホテルまでUS$2で送る。ホテルは見てから決めてもらっていい」なんていうので、つかまってみることにした。すると携帯電話でクスコと連絡をとっている。ちょっとびっくり。
クスコは標高が3400m程あり、海沿いの街であるリマから飛ぶと高山病に悩まされる。案の定、初日は頭が痛かった。が、歩けない程ではなく広場近くの遺跡などを一通りみて回った。市内の遺跡や周辺の遺跡を見るために、それらの入場料がセットになった Boltes なるものを US$10で買うのだが、三日間の滞在ではオトクなのかどうかよくわからなかった。コリカンチャという遺跡もチケットに含まれているはずなのだが、なぜか、「駄目だよん」と言われS/.2取られた。翌日の周辺の遺跡ツアーでも結局オリャイタイタンボだけにした行かなかったので、ほとんど使ってないって気がする。
Hostal Singapur - Cusco
クスコの宿
ホテルはできたばかりのようで新しく、プライベートホットシャワー付、暖房は無しで US$18 だった。ホテルの人間は英語を話さない。翌日の遺跡ツアー(US$25)も頼んで、代金はすべて旅行会社? の人間に支払った。実は、3泊してチェックアウトするときにホテルの人間に「US$51払ってちょ」と言われて「ん? 初日に連れてきた人に払ったもんね」という会話があった。US$51 ? ということは、一泊US$17ですね。US$1のコミッションを上乗せされたわけか。マチュピチュツアーも誘われたが、もう日本人の旅行会社に頼んであるからといって断った。
で、その日本人の旅行会社を尋ねることにした。応対してくれた花田氏は伊武雅刀に似たナイスガイであった。マチュピチュへのツアー、というか往復の切符を頼んだ。ガイドなしでUS$85。ガイドつきなら US$95である。ただし、英語かスペイン語。
周辺遺跡ツアーの話もして、US$25で頼んだといったら「そりゃ、高いなあ」と言われてしまった。ぎくっ。花田氏のグランツールジャパンだと、S/.30 だそうだ。が、花田氏も「うーん、でも、まあ、…..うん、まあ、別に、そんなに….」とかなんとか慰めてんだかなんだかよくわからない反応だった。バスの質、ガイドの質、昼食の質、などなどいろいろ違いがあるだろうからいちがいには言えない。
花田氏のところで、どこが危ないとか、食物はどこで買うとか、いろいろ教えて貰った。広場の周辺は安全であり、駅周辺は危ないのでタクシーを使えということだった。「クスコって危ないんですよね」と聞いたが「そりゃ変なとこいくからだよ」という答だった。駅へ歩いて行く人もやっぱりいるんだそうだ。
チケットはこれから従業員に買いに行かせるとのことで、夜また受け取りに来ることになった。買いに行く場所も一か所ではなく何箇所か回るそうだ。頭が痛いというと、寒さは高山病に良くないので、マチュピチュはとても暑いが早朝と夜は寒いので着るものに注意とのこと。また、血行が良過ぎるのも良くないので、暑いシャワーはやめることだそうだ。そうそう、「アエロペルーは絶対リコンファームしてね。あそこは平気で落すからね」というのも貴重なアドバイスであった。
The Twelve Angled Stone
12角の石
llama and girls with ethnic cloths at Cusco
民族衣装の女性
クスコ初日は、12角の石を見に行き、リャマを連れ民族衣装を纏った女性の写真をとり(彼女らはモデル料を前提にポーズをとる)、カテドラル、コリカンチャ、ロレト通りなどを見て過ごした。ちょっと歩くと頭が痛くなるので、広場に面したカフェでかなりの時間、ぼーっとしていた。
お昼は EL TRONQUITO というレストランでとった。とてもおいしかった。メモによると、ceviche de pescado (魚のセビチェ:セビチェはマリネのこと)、sopa de casa(スープ)、asado y pure y arroz o escabeche de pollo (ローストとマッシュポテトとマリネチキン???)と書いてあるので、まあ、そんな感じ。
明日は周辺の遺跡ツアーにでかける。
ペダソ 日本語マップ