パペーテの夕暮れ

長旅の疲れが出たのだろうか、イースター島からの飛行機がパペーテに着いたあたりから風邪がひどくて、パペーテではほとんどホテルで寝ていた。

結局、2泊3日の間、ホテル周辺をぶらぶら歩いた以外はどこへもいけずじまいだった。だから、私にとってのタヒチは、夕方になると港に出現するルロットなる屋台くらいの印象しかない。

ただ、日暮れ時の空の色が異様に美しかったのを覚えている。太陽が沈もうとしているのに、真上の空はまだ青く、やがて紫に変わっていった。