アフ・トンガリキの修復と株式会社タダノのクレーン

Last edited on 2014/02/17 - 21:53

イースター島のアフ・トンガリキはアフ(土台)の長さが100mあり、その上に15体のモアイを載せている。これは1990年代に修復されたものだ。確か、修復には日本の企業が絡んでいたはずと思って調べてみた。

英語版のWikipediaにはTadano Ltd. の名前がさりげなく出ているだけだが、日本語版のWikipediaにはもう少し詳しく書かれており、さらに株式会社タダノのサイトへのリンクがある。やはりこのページが一番詳しいようだ。

修復プロジェクトの主体はチリ側で、University of Chile にも資料があった。

http://revistaurbanismo.uchile.cl/n5/cristinototal.html

このページによれば、

As a result of the devastating destruction of the tsunami, it was reasonable to believe that this great monument was lost forever. Since 1960, many colleagues had the dream of "restoring" the monument, but the complexity, time, effort and costs of such a project labeled the idea as impossible. In 1979, the authors systematically surveyed that section of the island, mapped the ruins of the area with great detail and also thought that a restoration was not feasible with the means, technical experience, personal knowledge of the materials and levels of information available at that time.

津波による破壊の結果、この偉大なモニュメントは永遠に失われたと思われた。1960年以来、多く同僚がモニュメントの「修復」を夢見たが、プロジェクトの複雑さ、時間、労力、およびコストから不可能と考えていた。1979年に、著者らは島のその領域を調査し、やはり修復は手段、技術的経験、個人的な知識とその時点で得られた情報から実現不可能と考えた。
In 1991, this situation radically changed, and even though it was not a research priority and other important work was in progress, we started to consider the extraordinary possibility of rebuilding Tongariki. The donation, by a Japanese company (Tadano) of funds and equipment required, in particular a large modern crane capable of handling some of the largest statues allowed serious consideration of this project.

1991年に、この状況は劇的に変化した。それは調査研究の優先事項ではなく他の重要な作業が進行していたにもかかわらず、私たちはTongarikiを再建するという可能性を考え始めた。日本の会社(タダノ)による基金と必要な設備の寄付、とくに巨大なモアイ像をつり下げられる近代的なクレーンの寄付によって、このプロジェクトをまじめに検討することが可能になったのだ。

ということで、クレーンの提供が決定的だったようだ。

参考リンク:
モアイ救出 イチかバチか - 朝日新聞デジタル