クスコ周辺の遺跡ツアー - 12月14日(日)

Last edited on 2014/02/20 - 20:23

実の所、周辺の遺跡ツアーといっても正確にはどことどこへ連れていってくれるのかわからないままだった。わざわざ日曜日に出かけるのだから、ピサックの日曜市に行くのは確かだった。それと、昼食がついていることとオリャンタイタンボにも行くらしい。サクサイマワン、プカプカラ、タンボマチャイそれとチンチェーロにも行くと言っていたのだが、終ってみればそれらは通り過ぎただけだった。まいっか。......などと言っていていいんだろうか。

*上記のわけのわからないカタカナは遺跡の名前です。遺跡に興味があればクスコに長期滞在して丹念にみたほうがよいでしょう。ツアーと行っても一日で全部回るのには無理があります。私は限られた時間でハイライトだけという旅だったので、「まいっか」と思いましたが。

いくつかの遺跡を横目で見ながらバスはピサックという名の村へ向かっていた。ここで毎週日曜日に市が開かれ近隣の村々から人々が集まってくる。が、例によって観光客が好んでやってくることがわかると、観光客向けの店が増え、いまでは半分近くの店で土産ものを売るさまになっていた。

1997/12/14 - 00:00 - パン屋の印。パンはバスケットに入れるから、とのこと。
cPísac

パン屋の印

バスはピサックに入る前にちょっとした土産もの屋が集まる場所に止まった。ピサックの市も観光化されているというし、ガイドはピサックで買うより安いというし、どっちみちおみやげは買うのでいろいろ見せて貰った。アルパカのセーターが欲しかったのだが品質の見究めに不安があったので、それはクスコのペダゾというプカラのオーナーが経営する店で上等なもの(US$56)を買ってしまった。他に私が欲しいような安くて小さくて素敵なものはなかったので、結局毛糸の帽子を一つ買っただけだった。

ピサックに到着するとガイドの案内で村を歩いた。家の入口の所に長い棒が斜めに突き出ていてその先にバスケットがぶら下がっていると、それはパン屋の印だという。「なぜバスケットだとパン屋なのか」と聞いたが、「だってパンはバスケットの中にいれるだろう」というあっさりとした答だった。パン屋の門を入ると中庭があり門と反対側にはでかい釜があった。案の定、観光客向けに、中にチーズの入った小さなパンをS/.1で売っていた。たぶん高いんだろうが、でもおいしかった。

棒の先にバスケットではなく様々な色の布切れをくしゃくしゃっと丸く束ねてつけている家がある。よくみると通りに何件もある。これはトウモロコシから作るお酒を作っているという印だそうだ。フーチとかムーンシャインとか言っていた。匂いをかがせて貰ったが、パンを焼く時のイーストが発酵する匂いがした。

*後で調べてみると、hootch も moonshine も英語で密造酒の意味

1997/12/14 - 00:00 - ピサックの日曜市
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ピサックの日曜市

時間になったらパン屋に集合、ということになりピサックの市は自由見学である。それもそのはず、観光化されたといっても元々の市の機能がなくなったわけではないから、大勢の地元の人々が集まってきておりそれに観光客も加わって結構な賑わいなのだ。賑わいの様子を数枚写真に撮ってほんの少しばかり歩くと頭が痛くなり、おまけに強烈な日差しで暑くてたまらないので、さっさとカフェらしき所で「マテ茶の時間」になってしまった。まだ、高山病が残っている感じだ。マテ茶はご存知コカの葉っぱのお茶で高山病に効くというので、きのうからしょっちゅう飲んでいる。地元民は砂糖を入れて飲むが砂糖は無しがよろしい。ハーブティーのようなものでこちらで飲むとうまいがたぶん日本で飲むとまずいのだろう。

だらだらとお茶を飲みながら、「うーむこれではいかん、観光客らしくおみやげを買わねば」と思い直し、重い腰をあげることにした。セーター、楽器、かばんなどの他になかなかそそる柄の織物も売っていて、欲しーなーとも思ったのだが、この先一カ月持ち歩くことを思い浮かべてやめにした。最近は旅行に金が掛かり過ぎだという反省もちょっとあった。んで、結局は地元の女性が荷物を背負うのに使う色鮮やかな風呂敷みたいな布を買うことにした。

昼食はまさにツアー客専用のレストランにいくつものツアーバスが集まって食べることとなった。よくわからないが、同じバスの観光客二人は名前を呼ばれて別のホテルの前で降ろされた。おそらく彼らのツアー料金はちょっと高いのかもしれない。レストランは広い庭にしつらえられたオープンエアーの洒落たつくりで、このギャップはなんだあ、とも思ったが、ともかく気持ちのいい場所だった。

レストランで子供連れの日本人家族と会った。サンチアゴ在住だそうで、ラパスから来たそうだ。ラパスでは高山病に悩まされたそうで、「こっちに来たら楽になったわ」なんて言ってる。「ああ、そーですか、そりゃよかったですね。いやーこっちは頭が痛いってーのになー」とは口に出しては言わなかった。

次にサンチアゴに行くと言うと、「サンチアゴなんて何にもないんですよー。来た人はパリみたいできれいだ、なんて言いますけどねぇ。プンタアレーナス行くんですか? なら、あっちの方がずっときれいでいいと思いますよ」とのこと。「そっかーパリみたいなのかー」とサンチアゴを知らない純真な旅人に新たなイメージが擦り込まれた。が、サンチアゴにはあんまり興味はなかったので、ほんとはどーでもいいのだった。

どっかで時間を潰し過ぎたのか、それとももともとの予定なのか、遅い昼食の後、今日のもう一つのハイライトであるオリャンタイタンボ遺跡を見学して、あとは、とっととクスコに帰るだけだった。